これまでのキャリアについて教えてください。
新卒で入社してから14年間、営業職としてキャリアを積んできました。
新規開拓営業を中心に、アポイント獲得から商談、クロージングまで一通り経験しています。
入社当初は、とにかく目の前の数字を追いかける毎日でした。
「どうすれば契約が取れるか」だけを考えて動いていたと思います。
現在は、営業アウトソーサーとして現場にも立ちながら、チームリーダーとしてのマネジメントや教育、プロジェクト推進を担当しています。
さらに2025年4月からは執行役員に就任し、CSPO(Chief Sales Performance Officer)として、営業チーム全体のパフォーマンス向上にも関わっています。
入社当初と現在で、仕事への向き合い方はどう変わりましたか?
「自分が成果を出すこと」から「チームで成果を出すこと」へ。
一番大きく変わったのは、「自分が成果を出すこと」から「チームで成果を出すこと」へ視点が変わったことかなと思います。
以前は、自分の数字をどう伸ばすかに集中していました。
でもあるとき、後輩から「どうしてそんなに安定して成果が出せるんですか?」と聞かれたことがあって。
そのときに、自分の中で当たり前になっていたやり方が、誰かにとってのヒントになると気づいたんです。
そこからは、「どうすれば再現できるか」「どうすればチーム全体で成果を出せるか」を考えるようになりました。
営業の仕事のやりがいはどこにありますか?
クライアントからの「ありがとう」が、チームを動かした。
もちろん、数字として成果が出ることもやりがいのひとつです。
ただ、それ以上に心に残っているのは、クライアントからの「ありがとう」という言葉です。
以前、ある案件で、クライアントからSlackで1通のメッセージをいただきました。
「S.F.さん、●●社のアポイントの報告文、担当者が"課題感や状況が明確だったおかげで、案件化への道筋が立ちました!"って喜んでいました。いつも丁寧に対応してくれて本当にありがとうございます!!」
ただの「報告書」ではなく、重要な営業資産としてお渡しする。私たちが大切にしていることで、当たり前にやっていたことだったのですが、その自分たちの当たり前を、喜んでくれたことがとても嬉しかったです。
その後、そのクライアントは関連部署を紹介してくださり、新たな展開へと広がりました。
営業チームのメンバーからも、「クライアントの"心からの信頼"が伝わってきますね」とコメントが。
数字上は目立つ案件ではなかったかもしれません。でも、確かに"信頼が広がった"ことが見えた瞬間でした。
営業の成果は、目に見える数字だけではありません。「誰かが動いてくれた」こと、「誰かが周囲に声をかけてくれた」ことも、立派な成果なんです。
現場に立ち続ける理由は何ですか?
机上の空論で終わらせないために、現場のリアルを持ち続ける。
執行役員という立場になった今も、現場でお客様と向き合い続けています。
これは個人的に好きだから、というだけではありません。
机上の空論で終わらせないために、現場のリアルを持ち続けることが重要だと考えているからです。
実際にお客様と会話し、反応を見て、温度を感じる。その積み重ねが、チームの戦略の精度を上げる土台になると感じています。
現在は架電や商談といった現場業務から離れ、全プロジェクトの推進やリーダー育成などを中心に動いていますが、(ごく稀ですが)営業メンバーと同じように新規開拓の架電も行うこともあります。
正直、時間が足りないと感じることもあります。「もっと電話をかけたい」と思う日もあります。
それでも、限られた時間の中で成果を出すために、一本一本の質にこだわることを徹底しています。
事前に企業や業界をリサーチし、相手の課題や状況を踏まえた上で、短い時間でも響く言葉を選ぶ。
量だけでなく質を高めることで、成果は変えられる。それは現場で実感し続けていることです。
人材育成で意識していることは何ですか?
厳しさと優しさのバランス。小さな成長を見逃さずに伝えること。
新人育成では、「厳しさと優しさのバランス」を大切にしています。
営業は決して簡単な仕事ではありません。改善すべき点は、曖昧にせず、きちんと伝えます。
たとえば、ヒアリングが浅いと感じた場合は、「なぜその質問をしたのか」「本当に知りたかったことは何か」を具体的に問いかけます。
一方で、それと同じくらい大切にしているのが、"小さな成長を見逃さずに伝えること"です。
「今日のトークはスムーズだったね」「今の返し、すごくよかったよ」
そうしたフィードバックが、自信につながり、次の行動を変えていくと信じています。
私自身も、新卒の頃に先輩方から厳しくも温かく育ててもらいました。
だからこそ、次の世代にその価値を返していくことも、自分の役割だと思っています。
フルリモートでのチーム運営で意識していることは?
「仲がいい=成果が出る」ではない。オンとオフのメリハリを大切に。
テレワーク環境では、コミュニケーションの質がより重要になります。
意識的に雑談の時間をつくったり、Slackで気軽に声をかけ合える空気を大切にしています。
ただし、「仲がいい=成果が出る」ではありません。
仕事の時間はしっかり集中して、結果に向き合う。
オンとオフのメリハリをつけることで、チーム全体の生産性も上がると考えています。
この会社の営業の特徴はどこにあると思いますか?
「営業=売ること」ではなく、「営業=課題を解決すること」。
私たちの会社では、「営業=売ること」ではなく、「営業=課題を解決すること」と定義しています。
だからこそ、営業の仕事には"余白"がある。
一方的に説明するのではなく、
・どうしたら伝わるか
・どんな情報があれば、社内で話しやすくなるか
・次の一歩に、どんなサポートがあると安心できるか
相手の立場で設計し直す力が問われる仕事です。
そして、そういう"静かな工夫"が、「ありがとう」の形になって返ってくる。
こんなに嬉しいことってないなと思います。まさに営業の楽しさであり、醍醐味なのかもしれませんね。
現在の役割(CSPO)について教えてください。
「成果=数字」だけでなく、「信頼や感謝が生まれるプロセス」を日々のマネジメントに落とし込む。
今、私はCSPO(Chief Sales Performance Officer)として、営業チーム全体の成果向上に責任を持つ立場にあります。
ただ、「売上を上げる」というよりは、「成果が生まれるプロセスをつくる」ことに重きを置いています。
特に意識しているのは、「成果=数字」だけではなく、「成果=信頼や感謝が生まれるプロセス」であるという前提を、日々のマネジメントや教育に落とし込んでいくこと。
例えば、Slack上で共有されるクライアントからのポジティブなフィードバックや、チーム内での良い取り組みを可視化して、積極的に言語化・共有するようにしています。
そうした"見えにくい価値"を積み重ねることで、チーム全体の成果を上げるだけではなく、エグゼの営業チームの文化をつくることにも力を入れていきたいなと思っています。
仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?
「相手が動きやすい状態をつくること」。
「相手が動きやすい状態をつくること」です。
営業は自分が動く仕事に見えますが、実際には相手やチームが動いて初めて成果になる仕事だと思っています。
そのために、
・情報を整理して共有する
・先回りして課題を解消する
・相手の話を丁寧に聞く
といった基本的なことを大切にしています。
一つひとつは小さなことですが、それが積み重なることで信頼関係が生まれ、結果として成果につながっていくのだと感じています。
この会社で働き続けている理由は何ですか?
常に"人に向き合う仕事"を任せてもらえて、「飽きなかった」から。
14年間続けてこられた理由は、正直「飽きなかったから」です(笑)。
でもそれは、常に"人に向き合う仕事"を任せてもらえたからだと思います。
それと、「営業の可能性を広げ続けられる環境があること」です。
新卒で営業としてスタートしましたが、今では教育や組織づくり、プロジェクト推進など、さまざまな領域に関わっています。
その中でも一貫しているのは、「人に向き合う仕事」であること。
営業の本質は、人の行動や意思決定に関わることだと思っています。
この会社では、その関わり方を一つに限定せず、広げていける。そこに面白さを感じて、ここまで続けてきました。
最後に、求職者の方へメッセージをお願いします。
"ありがとう"が積み重なる仕事は、思っている以上に面白いです。
営業というと、「数字がすべて」と思われることも多いと思います。
でも実際には、数字に表れない価値もたくさんあります。
誰かの一言で、チームの空気が変わることもある。ひとつの工夫が、次の機会につながることもある。
"ありがとう"が積み重なる仕事は、思っている以上に面白いです。
自分の関わりで誰かが動く、そんな実感を持ちながら働きたい方にとっては、とてもやりがいのある環境だと思います。